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第二エイト 寸評


第2エイトのクルーリーダーを務めさせていただきました、磯貝と申します。


今年の第2エイトの特徴としましては、上級生よりも下級生の割合が高く、若さと勢いのあるクルーでした。隅田川で3750mのレースに出場したことのあるメンバーはおらず、皆初めての隅田川の熱気と緊張感の中での試合となりました。


2018第二エイト

敗因として大きく2つの原因があると考えています。


まず、練習の段階で敵である早稲田のクルーを意識しきれていなかったことです。高強度の練習が続く中、私含め皆が練習についていくのがやっとという状況になっていました。当然、本番では早稲田も死ぬ気で迫ってくるので、練習の段階から死ぬ気で漕ぐといった意気込みが必要でした。練習でできていなかったことがコンディションの安定しない隅田川で上手に出せるはずもなく、早稲田に水を空けられつつ攻めどころで攻めきれませんで

した。


また、クルー一丸となってまとまって漕ぐという当たり前のことができていませんでした。本来、ひとりひとりの漕ぎの癖を把握し皆の漕ぎにクルーとしての統一感を出すのはクルーリーダーである私の役割でしたが、十分にこの義務を果たすことができませんでした。


クルーひとりひとりの漕力では決して早稲田に負けていませんでしたが、隅田川では早稲田の背中を見ることができませんでした。


総じて、基本的で当たり前のことをしっかりと行うことがいかに難しいかをクルー一同改めて認識させられました。


クルーのまとまりを意識し目標を明確にしながら普段の練習や生活に取り組むことによって試合までの練習の質は大きく変わってくると考えています。


第2エイトと早慶戦に限らずでこのクルーの統一感を見直していく必要があります。


幸い、2年生、3年生には将来性のある漕手が集まっており、今夏さらには来年の勝利に向けての貴重な一歩となりました。


また、私を含め4年生はこの試合で感じた悔しさを心に刻み、端艇部最後の夏に向けより一層勝ちにこだわって日々の練習に取り組みます。


最後になりましたが、日々ボートの練習に打ち込めるのは先輩方や現役部員、保護者の方々のお力添えによるところです。私たち現役部員が試合に出られるよう大会の運営にご尽力いただいたOB、OGの方々に厚くお礼申し上げます。これからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。


磯貝 悠(いそがい はるか)

寮長


慶應義塾高、慶應義塾大学商学部4年。

174cm,70kg

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