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医学部女子レース寸評

この度は、学部対校女子種目初開催にあたり、ご尽力と温かく見守りアドバイスを下さったOBOGの皆様、本塾端艇部の皆様、本当にありがとうございました。


新種目開催に向け本格的な準備が始まったのは、2年前の秋頃に遡ります。


早稲田大学理工漕艇部より早慶レガッタ学部対校女子種目開催実現に向けて提案がありました。当時、部員不足など問題が山積していたことからまずは双方の部の問題解決を最優先し、隅田川で漕ぐことができると自信を持ってお話できるようにしたいと考えました。


私達医学部端艇部にとって、この2年間はとても厳しく、大きな壁に立ち向かう時期となりました。一昨年の夏には東日本医科学生総合体育大会での連覇を逃し、昨年の夏には医療系レガッタでの連覇も逃しました。


また女子については2年前よりも部員が減少し現在4年以下の漕手は4名となっています。歴史のある早慶レガッタに出させていただきたいとお話させていただくのも申し訳ないという想いや、部を引っ張っていく立場として練習についてきてくれた部員の気持ちを汲みたい、本当にこのままで部として強くなれるのか、夏の試合で優勝することはできるのかと、私個人的には多くの葛藤がありました。


向かえた当日。

勝ちか負けかしかない対校戦での悔しさをも感じました。また、この4年間私はW4X+のSを務める機会が多かったのですが、1人ではなく4人でもなく5人で船を進めているという当たり前のようなことに気付かせてくれました。


マニュアルなど無く試行錯誤し挑戦し続ける中、気持ちを1つにしいつでも声を掛け合い支えてくれたクルーと、両校の部員、初開催に向け昨年までの予定を変更しご尽力くださったOBOGの皆様への感謝の気持ちが1番大きなものとなっています。


新たなシーズンを向かえ、新入生と共に5年生6年生もより積極的に参加してくださり、賑やかさとみなぎるパワーが感じられます。


かけがえのない経験をバネに、この夏、最後まで諦めず勝利を信じて、1本1本船を進めてまいります。


そのためには、毎日の練習に真摯に取り組む心構えです。感謝の想いは結果で修めたいと考えております。今後もご支援ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。


医学部女子主将石本奈緒(薬4)


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