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カヌー男子レース寸評

  • 執筆者の写真: 慶應義塾體育會端艇部
    慶應義塾體育會端艇部
  • 2018年8月2日
  • 読了時間: 2分

部員54名、海外派遣選手選考会にて6名準決勝進出、大学日本代表選出。


多くの方々のご支援を得て、ここ数年で一段とパワーアップしたカヌー部門は、「自分達の成長を漕ぎで見せつけたい」という並ならぬ想いを胸にこの早慶レガッタ男子カヌーエキシビションに臨みました。


特にチームボートは当部の強みであり、その中でもフォアは昨年度インカレで敗北を喫し苦い思いをした因縁の種目であります。どんなカヌーの大会よりも人が集まるこの早慶戦でもっと多くの人にカヌーの鼓動を響かせたい、伝統の早慶戦をカヌーの力で盛り上げたい、そんな気持ちで8名のベストメンバーは隅田の荒波に漕ぎ出して行きました。


レースは白熱しました。インカレ出場予定メンバー(仮)で構成されるクルーAは序盤の上げでクルーBを大きく離し、中盤もリードを保って経験の差を見せつけますが、終盤になってクルーBが全力の追い上げを展開。


クルーAが落ちたところに西田(経4)の息遣いが聞こえるくらいの位置まで巻き返しますが、最後はクルーAが落ち着いた漕ぎで2秒差でゴールしました。


例年と同様荒波の中での対戦となりましたが、両クルーともにそのことを忘れてしまうくらいの熱戦でした。


このレースを通じ感じたことの1つは、チームボート強化の必要性です。フォアは今年度絶対に勝ちたい種目の一つで、昨年よりも順位を6つ上げる目標を掲げています。まだ開始したばかりの段階とはいえクルーA・Bが僅差だったことを、Aのメンバーは重く捉えるべきだと考えます。


そして、夏までの間により伸ばしていくため他の種目と並行して練習量を確保し、監督・コーチ陣と相談しながら質を追求したいと思っています。


一方、もう一つ感じたこととして、部全体の伸びがありました。今年度は例年だとウェイトが主だった秋・冬も休まず水上に出続けており、下級生も長いメニューに満身創痍で食らいついて来ました。


その結果が、クルーBの最後の上げに繋がっているのだと感じました。全体を見ても漕ぎの基礎ができてきた部員は多いと思うので、これをしっかり本業であるスプリントに落とし込み、全員が主力と呼べるようなチームを目指して今後励んで参りたいと思います。


最後になりましたが、早慶レガッタ開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆様に心から御礼申し上げます。今後もご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。


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山田健一朗(政4)

主将



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